EXCEL to PLCのビックデータ?送受信方法

目次

1. はじめに

2. 大量のデータ(仮)を作成して、PLCへの伝送エリアへ

3. PLC(KVシミュレーション)に接続してデータ送受信

4. まとめ

5. 参考


1. はじめに

KV COM+ for Excel は、Windows パソコンの Excel 上で PLC のデータを扱うためのソフトです。 PLC のデバイス値を Excel のセルに読み込んだり、逆にセルの値を PLC のデバイスに書き込むことが 簡単な設定でおこなえます。複雑な通信プログラムを組む必要は全くありません。 また、Excel のさまざまな機能と組み合わせたデータの加工が可能です。

設定数は66635個ですが、管理したいデータ数がこれより多い場合は通信できない・・ということの解決案としてエクセルの簡単な計算と設定でビックデータ?を取り扱っていきます。

2.大量のデータ(仮)を作成して、PLCへの伝送エリアへ

まずはDataというシートに仮にデータを入力しました。


接続先は、シミュレータで設定します。

読込番号はPLCからデータを読み込みします(運用によっては書き込みでもいいです)

NoはF0から品種はF1から文字列としてデータを送ります。

設定1~はD0へ書き込みする設定をします。

No.の送信セルにエクセルの関数を入力します。

INDEX関数は、セル範囲または配列の中から、指定した行と列が交差したセルの値を返すことができます。

あとはコピーして列番号を修正します。

読み込み番号を変更すれば、Dataのシートの情報を読み込みします。

3.PLC(KVシミュレーション)に接続してデータ送受信

全部設定したら、KV(キーエンスPLCソフト)を起動してシミュレータモードにします。

通信を開始して、DM10000(読み込み番号)を変更すればDataシートから番号の情報を読出し、PLCにData情報を送ります。

動画で紹介

4.おわりに

このようにEXCELの機能をうまく組み合わせできればデータ数が多くても対応できますね。

5.参考

参考1.OPCサーバーがあれば他社PLCとの通信も可能です。資料作成しているPCはRSVIEWのOPC設定されています。

参考2

キーエンスPLCは簡易PLC通信で三菱など他社とも通信できるので、キーエンスを中継機として使うことでKVCOMの活用用途もひろがりますね。

MODBUS(TCP)、Ethernet IPとかも使えば、イーサネットだけで大規模の異種間機器のデータ収集も可能ですね。

ぜひ参考にしてください。

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FA電気設計屋の備忘録

FA設計では、主としてPLC(シーケンサ)を使用してプログラムします。ラダーソフトは、簡便でちょっと理解できれば使えますが、昨今のIOT時代を迎えて、高速、高度化がすすみ、今までPC等の言語系プログラムしかできなかったことさえも可能となっています。そうなると今まで通りの考え方では、プログラム設計はバグとの闘いになります。その闘いの記録とFA設計で必要な備忘録をアップします。

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