三菱のPLCでもっともたくさん使われてきたAシリーズというのがあります。
Aシリーズはすでに生産終了、修理対応も終了していて、PLCの更新が進んでいるかと思います。
そこで、AシリーズからQシリーズのソフト変更の手順をまとめておきます。
参考のソフトはA3Aです。
Aシリーズは、GX Works2では対応していので、プログラム容量のあったQシリーズに機種変更します。
一旦、この状態で保存します。
改めて、GX Works2を新規で立ち上げて、プロジェクトー他形式データを開くで
先ほどのデータを開きます。
これでGX Works2で編集可能となります。
システム用デバイスは、変更になるので、サンプルコメント流用で追加します。
IO(入出力)だけど組み合わせの場合は、このままほぼ使えます。
大注意点!
1. シーケンサのスキャンタイムタイムが変わります。Aシリーズの場合仮に40msec程度だとするとQシリーズ2,3msecになるので、スキャン時間をAシリーズのスキャン時間(一定スキャン)とるするか、デバッグで修正が必要となる場合があります。
2. インテリユニット(高機能ユニット)の場合、そのユニットの後継機種の選択から課題が発生します。
後継機種が全く一緒ということは、ほぼないと思ってください。
高機能になった分、IO割付、バッファメモリの割付も変更になるので、プログラムもそのまま使うこうとはほぼ不可能です。
ただ、GX Works2の場合、インテリユニットに設定して、自動リフレシュ設定すればプログラムを記述しなくてもよいのです。
プログラムの見直しやAD、DAユニットの場合、スケール修正は必要となります。
3. サーボユニットの場合
サーボユニットの更新の場合は、まずは、サーボモータの更新も必要となります。
機械の更新も必要となりますし、動作の変更、デバッグも多くなります。
ほぼ新規作成?それ以上の労力が必要でしょう。
4. 通信ユニットの場合
古い通信ユニットの場合相手機器とのネットワーク構成から見直しとなります。
シリアル通信等の場合は、知識があればプロトコル支援機能をつかえば、以前より簡単にプログラムできます。
2.3.4が必要な場合は、エンジニアリング会社に依頼したほうが安心かもしれませんね。
でも、後々のメンテナンスを考慮すると自分で頑張って解析、修正したほうがいいとも思います。
また、GX developerからGX Works2への変更は、A-Qの入れ替えだけでなくメンテ用のソフトを更新した場合にも役にたちますので覚えておきましょう!
(Q-Qの変更でも使えますよ)
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