漏れ電流でONになりっぱなし・・・OFFにならない

漏れ電流とは、センサー等入力デバイス機器などで発生する、読んでその通りの電流の漏れです。

漏れ電流が大きいと電気が通電してしまうので、電圧が発生してリレーやPLC入力などがONしっぱなしとなります。

近接スイッチ、マグネットスイッチ、SSR等でよく問題になりますね。

じゃ、電気設計で注意する方法はというと

漏れ電流は、1mA以下ですね。通常では、この1/10も流れないと思います。

SSRリレーの仕様書です。ここでも漏れ電流の表記がありますね。ヒーターの使用でW数が低いと漏れ電流でも動作してしまう場合もあります。

PLCの入力でも漏れ電流がどれくらいあるとONになると表記がある場合もあります。


ONさせたくない場合は、抵抗を並列に入れて、分流すればいいのですが、W数も考慮しないと常時電流がながれるので、熱で破損する場合もあります。

単純にPLCの入力であれば、入力を一時リレーで受けて、そのリレー接点を取り込めばいいです。

ONしっぱなしで、配線間違いと思い込むと無限地獄になるのでご注意ください。

FA電気設計屋の備忘録

FA設計では、主としてPLC(シーケンサ)を使用してプログラムします。ラダーソフトは、簡便でちょっと理解できれば使えますが、昨今のIOT時代を迎えて、高速、高度化がすすみ、今までPC等の言語系プログラムしかできなかったことさえも可能となっています。そうなると今まで通りの考え方では、プログラム設計はバグとの闘いになります。その闘いの記録とFA設計で必要な備忘録をアップします。

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