言ってる意味がわからない・・IT介護について

夫婦の間では、

「あなたの言ってる意味がわからない・・」

「ちゃんとわかるように説明して・・」

なんてことは日常茶飯事ですが、年を取ってくるとこれに加えて

夫:「あれ、あれが欲しいけど、どこにある?」

妻:「あれ、ではわからん!」

と指示語ばかりでさらに、会話が成り立たなくなることはありますよね?

夫婦間では、こんなことで逆らってはいけません。問題にもしません。


これが社会にでるといろいろと問題が発生します。


設備関係部署で

上司:「今回の案件の内容について、説明してくれ!」

ぼく:「制御系と機械の改造は、提出済の承認図の通りですが

ネットワーク経由での伝送の場合トラフィックが増大した場合、系統を分ける必要が発生します。この場合、FAネットワークとファイヤーウォールの設定で・・」

上司:「よくわからないので、任せる・・・」

(じゃ、聞くなよ!)

任せる割に、ネットワークセキュリティについて等々言ってくるし、理解もできていない。

しまいには、USBデバイスが安全だから、申請してここに重要データ保管しておくので、引き続き使用許可申請を頼むと・・・おーい!USBデバイスが一番簡単な情報漏洩ですよ!


部署や他部署との打ち合わせでも、当然IT関連ましてや普通に装置に部品の名称が出てくる。そんな会議で

「今回設置の検査装置は、ライン制御SCADAからFL-NET経由でトラッキング情報を取得して、検査レシピを自動選択させます。レシピの管理はエクセルでのPLC通信を行います・・」

なんて説明すると会議が凍り付く・・・

SCADA、FL-NET、トラッキング、レシピ・・・と人は2つ以上わからない言葉が並ぶと理解できないらしい。


教育で説明する時は、

「わからない言葉が2つ以上でたら、講義を止めてください」といいます。

理解できないまま進むと困るからです。

 ただ、ハラスメントが言われる最近では、私はITハラスメントする側と位置づけされるようになってきています。残念ですが、すくなくとも工場管理する側の管理者がこれぐらい理解できていないと困ります。

課長、部長、取締役等上に行くほど面倒になります。

これは、ITハラスメントでなく【IT介護】と呼びます。


以前、取締役部長に

ぼく:「部長 メール見てくれましたか」

部長:「最近パソコン調子悪くてメール見れないんだよ!ちょっとみてくれ」

勝手に見てしまうのも困るけど、決済があるので調べると、メールは未読が4桁・・・ああ

普段、調子悪いので強制でシャットダウンしているようで、HDDにエラーが・・・クリーンディスクやディスクチェックして、ちょっとよくなったけど・・

大抵の場合は、不相応なソフトや変なソフトをいれていることが多い。

これは、あきらかにIT介護ですよね。


若手教育もままならないので、

「その装置の位置制御には、エンコーダーとインバータを使って制御するんだよ」

こんな会話でさえ成立しない場合がある。エンコーダーもインバータも生きてきて始めて聞く言葉だよね。あなたは、院卒だよね・・!そうか分野が違うか・・

会社入った新入生教育もしないとすべてがハラスメント化してしまう。暴虐の魔王扱いに・・

いえいえ、IT介護員ですから。早くIT介護士とかできないかな?

FA電気設計屋の備忘録

FA設計では、主としてPLC(シーケンサ)を使用してプログラムします。ラダーソフトは、簡便でちょっと理解できれば使えますが、昨今のIOT時代を迎えて、高速、高度化がすすみ、今までPC等の言語系プログラムしかできなかったことさえも可能となっています。そうなると今まで通りの考え方では、プログラム設計はバグとの闘いになります。その闘いの記録とFA設計で必要な備忘録をアップします。

0コメント

  • 1000 / 1000