7年後にバグ発見ってどう?

目次

1.あらすじ

2.解析

3.バグだから保証?

4.まとめ



1.あらすじ

第1エレクトロニクス電力収集装置をRS485通信シリアルコミュニケーションユニットで通信してデータ収集しています。

最近、通信機器を増設し(改造は内製)ほかのデータも集めるように追加しました。

ところが、通信ユニットのCH1通信部分でデータの異常がみつかるようになった。


2.解析

実際のデータをみると変なデータがはいってくる。

ユニットの状態はこんな感じです。

シリアルコミュニケーションユニットの回線トレースでみるとCH1は送信データがすぐに返答される。

ENQヘッダーで送って、STXで返信がくるはずが、ENQ応答がすぐに戻ってくる。

CH1は仕様で、エコーバックは許可・・なので禁止にできない。

データの処理を受信読出し要求で行っているので、タイミングによっては、エコーバックの応答で行って、まちがったデータを読み込んでしまいます。


3.バグだから保証?

これは、バグですね。バグは製作メーカーで保証ですよね。

ところが

①保証期間をかなりすぎている。

②検収している。

③今更、調査自体もおこがましい

④検収後に大改造している(内製)

⑤最近追加増設改造している

こんな状況では・・・


4.まとめ

こういう状況はよくありますが、難しいですね。

でも、納入後7年後にバグがあって問題になっても、基本的には、検収後客先改造は責任外ですよね。「世の常識」と認識してほしい。

ただ、プログラムのことわからない人(製造しかわからないオバカさん)とか下請法を気にしない(電気主任)みたいな方たちは平気で調べて直して・・バグでしょとか言います。

何度も言いますが、検収したらあなたのものです。保証期間も1年って契約してますよ・・・。

FA電気設計屋の備忘録

FA設計では、主としてPLC(シーケンサ)を使用してプログラムします。ラダーソフトは、簡便でちょっと理解できれば使えますが、昨今のIOT時代を迎えて、高速、高度化がすすみ、今までPC等の言語系プログラムしかできなかったことさえも可能となっています。そうなると今まで通りの考え方では、プログラム設計はバグとの闘いになります。その闘いの記録とFA設計で必要な備忘録をアップします。

0コメント

  • 1000 / 1000