三菱のタッチパネルGOTでPCでエミュレーションできる機能があります。
簡単に説明するとパソコンがタッチパネルになる!
そうするとこんなメリットが
1. GOTを購入しなくても、代わりに使えるので事前に検証ができる
2. メンテナンス用パソコンでデバッグしながら、モニタできるので楽にデバッグが可能になる
3. タッチパネルが故障したときに、一時的に代用できる
4. USBライセンスを購入すれば、時間制限がないので、タッチパネルの代わりに使用できる。また、この場合、特殊機能でパソコンのexeファイルも起動できる。
例)なにかのトリガで動画を流したり、wavファイルを再生とかも可能となる。
5.パソコンの外部モニタ大画面に接続すれば、アンドンの代わりになる。
6.パソコンなのでVNC接続すれば、数か所で同じ画面をモニタできるので大きいラインでの共有画面としても使える等可能性がたくさんあります。
デメリット
1.あまり使われていないので、周知されていない。
2.ラインセンス価格は、GOT本体くらいする。
3.ライセンスがないと2時間の制限で停止する。
SOFTGOTは1000と2000がありますが、2000のほうが使いやすいのと高機能なのでこちらで説明します。
目次
1. SOFTGOTの設定
2.アンドンでの利用方法
3.終わりに
1.SOFTGOTの設定
GT Disigner3で作成します。
事前に作成してある場合は、機種変更でSOFTGOTを選択します。
解像度は、実機の代用の場合、使用するGOTの解像度に合わせたほうがよいです。
パソコンだけで使う場合は、パソコンの解像度に合わせます。
この設定でSOFTGOTとして保存します。
通信設定は、実機接続の場合、パソコンとPLCの接続方式に合わせます。
通信設定を確認します。
イーサネットでの通信がメインでしょうか?
ただ、イーサネットの場合、マルチで複数接続可能です。やはり、今はイーサネット接続ですね。
Net No.はGOTまたはパソコンが認識している共通の番号となります。
PC No.はその中で設定される番号となります。最大64台?までです。
通信ができない場合この設定がだめな場合が多いです。
パソコンのソフトを使う場合は、ここで設定します。
2.アンドンでの利用方法
アンドンとは、行燈と同じ意味ですが、生産工場等で使われる大型の液晶他でラインの稼働状況などの表示で使用されるものを意味します。
SOFTGOTの活用で使う場合は、SOFTGOTを設定したパソコンの画面を大型液晶画面に映すことになります。
距離が近い場合は、D-subでもHDMIケーブルでも可能です。
距離が遠い場合は、エクステンダーを使います。
3.終わりに
デジタル、キーエンスもパソコンエミュレータが使えます。
次回、紹介します。
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