シリアル通信基礎と汎用の受信手順通信プログラム

目次

1. シリアル通信とは

2. シリアル通信の種類

3. 三菱QJ71C24・・で通信設定をします。

4. 最後に


1.シリアル通信とは

データを送受信するための伝送路を1本、または2本使用して、データを1ビットずつ連続的に送受信する通信方式です。少ない信号線での接続が可能であるため、線材や中継装置のコストが抑えられるなどのメリットがあります。

参考URL:https://www.contec.com/jp/support/basic-knowledge/daq-control/serial-communicatin/

参考URLに詳しい説明が書いてあるので、簡単に説明します。


2.シリアル通信の種類

RS232、RS422、RS485が主な規格となります。

RS232は、距離制限15mで1対1、RS422、485は長距離(1km)で422は1対1、485はn対nで通信できます。

長距離で機器がたくさんあるときは、RS485ですね。

RS232は、一番汎用性が高く、今でのパソコンから、量り、バーコードリーダー等でも使われています。


3.三菱QJ71C24・・で通信設定をします。

今回は、三菱のシリアルコミュニケーションユニットでシリアル通信の設定をします。

簡単な汎用機器での受信をするまでとなります。

まず配線ですが、大抵の場合はこれで

何種類もあるので、仕様を確認して・・なんですが、説明がない場合がおおいです。

相手機器の通信IF(インターフェース)仕様は、下記の通り

まずは、動画URLです。


新規でGXWORKSを立ち上げします。

インテリユニットの設定をします。

インターフェース仕様に合わせます。

今回は、無手順通信でやります。

通信完了信号は、受信エンドコードとなります。CR+LFなので3338となります。

割込み通信でやるので、割込み設定を使用するにし、PCパラメータでも設定します。

割込み設定は50からと指定されてました。

次にプログラムを作成します。

EIは割込み設定を使うよという命令です。これでPCパラメータ設定に従って受信するとCR+LFのエンドコードのたびに受信します。

I50に割込みして受信命令でD100に受信データが入ります。

あとは、サンプルコメントを流用します。

追記:異常受信完了の場合

異常受信完了で止まってしまった。

その場合は、受信読出し完了をONさせます。

また、異常内容をみると受信バッファがいっぱいになったと・・

いうことで受信したら、受信バッファはクリアします。

受信したデータは、伝文の仕様は下記の通り

データはASCIIデータとしてD100以降に格納されますので、8Word目からのデータを使って表示等に使います。詳しいことは、次回アップします。


4. 最後に

シリアル通信は、古くから使われていますので、ぜひ参考にしてみてください。

FA電気設計屋の備忘録

FA設計では、主としてPLC(シーケンサ)を使用してプログラムします。ラダーソフトは、簡便でちょっと理解できれば使えますが、昨今のIOT時代を迎えて、高速、高度化がすすみ、今までPC等の言語系プログラムしかできなかったことさえも可能となっています。そうなると今まで通りの考え方では、プログラム設計はバグとの闘いになります。その闘いの記録とFA設計で必要な備忘録をアップします。

0コメント

  • 1000 / 1000